【2022/10月号】村田編集長の『浄土』編集前記#1【NO.967】

編集前記

巻頭『浄土アーカイブ「法然上人の経済思想」友松圓諦を語る』

当会デジタル編集部の赤坂明翔師によるシリーズで、ぜひご一読いただきたい。当法然上人鑽仰会の設立にも繋がる友松圓諦師の仏教復興運動と圓諦師の仏教への視点は、これからの仏教者や仏教諸教団にとっての貴重な参考意見になるに違いない。

「ぶつぶつ放談」

他宗を知ろうシリーズに浄土真宗本願寺派にご登場いただいた。真宗十派を代表してもらって話を伺ったのだが、浄土宗との違いが大変興味深い。また話を伺っていくと、浄土真宗本願寺派と真宗大谷派、いわゆる「お西さん」と「お東さん」に思っていたよりも違いがあって驚いた。教えられることばかりのこのシリーズ、今回も楽しく話を伺っている。

「インド・釈尊あれこれ紀行」

当会佐藤良純会長の連載「インド・釈尊あれこれ紀行」が25回目を迎えた。インドへの渡航が40回を超える佐藤師に、今回はインドへ初めて行く方が間違いなく訪れるビハール州の多様な歴史を書いていただいた。釈迦が悟りを得た地、ブッタガヤをはじめ、この州には今は1パーセント程度となったインドの仏教ながら、その史跡がここかしこに残る地だ。

この記事を書いた人

村田洋一

Webサイト「じょーど」&月刊誌「浄土」編集長
令和3年に63歳を迎えた増上寺の塔頭寺院の住職です。
もともとサラリーマンの家庭に生まれ、社会人になってから親戚のお寺を継ぎました。
12年間男性月刊誌の編集部で雑誌作りの仕事をしていました。
退職後お寺に専念しますが、お寺関連の編集や出版に携わり続けています。
高齢者の仲間入りをしても好奇心旺盛なお坊さんです。