【2024/2-3月号】村田編集長の『浄土』編集前記【NO.981】


今号のみどころ

【大切な開教寺院】

寺院紀行では埼玉県所沢の自然寺を訪れてもらいました。それまで浄土宗寺院がなかった所沢に2003年に新しいお寺ができ、20年が過ぎました。二世住職が開山上人の思いを引き継ぎ、昨秋には本堂などが落慶しました。そして、お墓の計画もスタート準備に入っています。まさにゼロからが開教で、ひとつずつ丁寧に積み重ねるという大切なことを改めて教えてもらいました。

【QRコード】

世間に溢れ出したQRコード。とても便利で、本誌でも目次などに掲載しています。新年号からの表紙は、法然上人二十五霊場をスケッチで紹介していますが、登場いただく寺院のホームページ、二十五霊場会ホームページにつながるQRコードです。参拝情報を活字よりも、最新情報が加味されたオンラインで見てもらう、本当に便利ですね。

【じょーどの話】

当会のオンライン『じょーど』もはや4年目を迎えようとしています。本誌『浄土』との連動企画、48字でつづる「法然上人と私」にご投稿をいただいたり、アンケートの窓口になったり、表紙の絵が気に入ったとサポーターが増えたりと、大いに活躍しています。思えば、まさにオンラインは開教寺院と一緒で、ご縁を持ちにくい方への入り口になっています。この紙媒体にはない魅力をますます活かしていきたいものです。

この記事を書いた人

村田洋一

Webサイト「じょーど」&月刊誌「浄土」編集長
令和3年に63歳を迎えた増上寺の塔頭寺院の住職です。
もともとサラリーマンの家庭に生まれ、社会人になってから親戚のお寺を継ぎました。
12年間男性月刊誌の編集部で雑誌作りの仕事をしていました。
退職後お寺に専念しますが、お寺関連の編集や出版に携わり続けています。
高齢者の仲間入りをしても好奇心旺盛なお坊さんです。