【2022/9月号】村田編集長の『浄土』編集前記#2【NO.966】

編集前記

隔月連載・寺院紀行 「彦根・宗安寺」

宗安寺は群馬県高崎にあった安国寺というお寺が元になっています。井伊直政が佐和山城へ移ると同時に佐和山の南麓に移り、ついで現在地に移りました。朝鮮通信使の宿にもなっています。前回の黒門はその歴史を今に伝える門です。

写真①は赤門と呼ばれる山門。奥に見えるのが本堂です。立派な伽藍でした。

①宗安寺赤門

写真②は本堂の内陣。本尊は淀君の念持仏と伝えられています。石田三成ゆかりの千体仏も安置されています。

②宗安寺内陣

写真③は徳川家康の位牌などを安置する脇陣です。葵の御紋が眩しかったです。(真山)

③宗安寺脇陣

この記事を書いた人

村田洋一

Webサイト「じょーど」&月刊誌「浄土」編集長
令和3年に63歳を迎えた増上寺の塔頭寺院の住職です。
もともとサラリーマンの家庭に生まれ、社会人になってから親戚のお寺を継ぎました。
12年間男性月刊誌の編集部で雑誌作りの仕事をしていました。
退職後お寺に専念しますが、お寺関連の編集や出版に携わり続けています。
高齢者の仲間入りをしても好奇心旺盛なお坊さんです。