【2021/11月号】村田編集長の『浄土』編集前記

北海道のお寺が興味深い

お寺は江戸時代の檀家制度を基盤に今日を迎えています。しかし北海道、かつての蝦夷には江戸幕府が直轄統治した限られた地域に仏教寺院が建立されただけで、本格的に各地にお寺が創建されたのは明治中期からになります。
 今号の巻頭はそうした北海道のお寺を取材してもらいました。北海道第2教区筆頭の大成寺さんで、まさに北海道ならではのお寺です。北海道のお寺の興味深さとは。ぜひ『寺院紀行』をお読み下さい。

きっかけは「法然鑽仰」の発見

なお、今回の取材のきっかけは大成寺副住職よりの『法然鑽仰』が見つかったという一報でした。この夏に浄土宗の全か寺に『法然鑽仰』探索チラシを届けた大きな成果といえます。
ちなみに『法然鑽仰』とは、当会が昭和10年、本誌『浄土』を発行する前から発行していた会報誌で、会の設立や支部などの記事が掲載されています。しかも見つけてもらったのが、第2号という設立直後の貴重な資料でした。
Web上からも御礼を申し上げたいと思います。深謝合掌、ありがとうございました。

インド紀行は社会と関わる仏教

 「インド紀行」は著者である佐藤良純師が2年前に訪れた北インドのビールを紹介しています。釈尊の足跡はありません。訪問理由はINEB(International Network of Engaged Buddhism 社会貢献形佛教)の2019年の総会に著者が出席されたことからです。釈尊時代から続く仏教ですが、時代に合わせて大きく変わったことが、この「社会と関わる仏教」という考え方とその実践ではないでしょうか。

他にも見どころたくさん

このほかに面白い連載も数々。ぐんじまんさんの漫画で読む浄土宗のお祖師さまは、浄土宗三祖の良忠さま、浄土経と出会う佳境を迎えています。『浄土』は会員誌ですが、4か月経つと当会ホームページでもご覧いただけます。

この記事を書いた人

村田洋一

Webサイト「じょーど」&月刊誌「浄土」編集長
令和3年に63歳を迎えた増上寺の塔頭寺院の住職です。
もともとサラリーマンの家庭に生まれ、社会人になってから親戚のお寺を継ぎました。
12年間男性月刊誌の編集部で雑誌作りの仕事をしていました。
退職後お寺に専念しますが、お寺関連の編集や出版に携わり続けています。
還暦を過ぎても好奇心旺盛なお坊さんです。