【2022/11月号】村田編集長の『浄土』編集前記#1【NO.968】

編集前記

【寺院紀行】

お墓の種類が爆発的に増えている。ロッカー式や合同墓は大分以前からあったものの、最近の樹木葬あたりからお骨を粉状にできることで色々な埋葬が可能になった。今回の寺院紀行では、そうした中の自動搬送式納骨堂のお寺を訪れてもらった。急増したこのタイプの中でも、独自路線で運営する東京・豊島区の十方寺です。興味深いレポートになっている。

【寺々刻々】

今回は安倍晋三元首相の国葬に伴い、吉田元総理の国葬がテーマに。自然と政界と宗教にも目を向けられる。ここ最近、次々と色々な関係が表面化している元統一教会問題が世を騒がせているが、政治と宗教の距離感は時代によって大きく変わってきた。言われて久しいが、間違いなく客観的視点での知識を養うべき時代になった。

【漫画 浄土宗のお祖師様】

ぐんじまんさんの連載漫画、浄土宗のお祖師様は浄土宗を開かれた法然上人の弟子、浄土宗鎮西派の二代目から七代目(予定)のお祖師様の生涯をわかりやすく漫画にしてももらう企画だ。現在は三代目の良忠上人が続いているが、そろそろ四代目が登場することになる。四代目からは馴染みが薄い上人になる、それだけに楽しみ、期待大。

この記事を書いた人

村田洋一

Webサイト「じょーど」&月刊誌「浄土」編集長
令和3年に63歳を迎えた増上寺の塔頭寺院の住職です。
もともとサラリーマンの家庭に生まれ、社会人になってから親戚のお寺を継ぎました。
12年間男性月刊誌の編集部で雑誌作りの仕事をしていました。
退職後お寺に専念しますが、お寺関連の編集や出版に携わり続けています。
高齢者の仲間入りをしても好奇心旺盛なお坊さんです。